監督が下りてきた?〜春季キャンプに行ってきた3〜
私は基本的には、選手至上主義です。
采配や監督の力で勝つことはあるんだろうけど、
どの試合も選手のプレーで勝ったんだと思いたい。
負けたときもしかり。それは、勝ったときは賞賛を、
ふがいないプレーには叱咤を、「選手」に送りたいからです。
そんな私ですが、宜野湾でちょっと監督のことが気になりました。
昨年も春に宜野湾に行きましたが、
投手コーチとして実績ある尾花氏が、
三顧の礼で迎えられ、いよいよ監督に!という
緊張感を、球団スタッフや記者の
動きで感じ取ったものでした。
かこみ取材で聞こえてきた監督の言葉も
「2番手でいいなんて思っていたら、ユニフォームを
着ている意味がない」といったような厳しい調子。
監督自身にも「監督のあるべき姿」という理想像があり、
それを目指しての言動だったように思います。
今年はというと、監督がずいぶん選手のほうに
「下りてきたなー」という感じがしました。
グラウンド上で笑顔を見せていたし、
「ただ仁王立ち」というシーンが減ったような気が。
また、監督は全体練習の最後の筋トレメニューを
行う野手たちを輪の外から見守っていたのですが、
それは「チェックしているぞ」というより、
「気にかけているんだぞ」という感じでした。
そのうち、専門分野ではない筋トレタイムにちょっと
飽きてしまったのか、手持ち無沙汰になってしまったのか、
監督がピッチングのポーズをとったりしていたので、
私は「もう、投手陣のチェックに行ってもいいんじゃん?」と
思ったりしたものですが、それでも監督は
最後まで野手を見守り続けたのでした。
そして、グラウンドから立ち去るとき、
監督は首脳陣に向けて「じゃあ、ロビーに6時半で!」と
声をかけていました。趣味はアナライジング、
選手とは飲みュ二ケーションを行わないといわれていた
尾花監督。スタッフに対しても同様だったのかはわかりませんが、
休日前だったその日、「ロビー6時半待ち合わせ」で、
おそらく首脳陣か、スタッフとの間で食事会が開かれたのでは
ないかと想像しております。いずれにしても、
それは、スタンドにいた私も思わず「OK、6時半ね〜!」と
言ってしまいそうな明るいお誘いだったのでした。
監督が選手のもとに「下りてきた」ように感じた一方、
昨年のようなピリピリムードを感じなかったのも事実です。
それは、監督2年目のゆとりなのかもしれないし、
選手の側にもいい意味での慣れがあるのかもしれない。
でも、私が感じたように、監督が変わろう、
変えようとしているのが事実ならば、「変わる」ことに、
少なからず葛藤はあったと思います。
でも、「変わる」ことよりも、
「負け続ける」ことほどプライドが
ズタズタになることはない!
そう思って「下りる」ことを決めたのかどうかは、
わかりませんが、監督が選手にそうしていたように、
私も、気にかけ、見守りたいと思います。
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